グアムでの安全の手引き #3

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ロングステイと海外旅行の情報案内。

本日は、「グアムでの安全の手引き#3」についてのご案内です。

旅の計画や海外旅行保険、留学保険、駐在保険などの加入の際の現地情報把握のご参考にしていただき、くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省等へ著作権の確認と、

文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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【1.在留邦人の主な犯罪被害例】

ア 侵入強盗帰宅直後、名前を呼びながらノックされたのでドアを開けたところ、強盗に押し入られ、胸などを殴られて負傷、金品を奪われた。
イ 空き巣不在中、玄関ドアの鍵を壊され、金品を盗まれた。
ウ 車上荒しレストランで食事中、駐車中の車の窓ガラスが割られ、車の中に置いていた金品が盗まれた。
エ 職場盗職場のロッカーに現金を保管していたところ、従業員に持ち逃げされた。

 

(1)日本人観光客の主な犯罪被害例

[ア]

■強盗午後1時頃、郊外の峠道をレンタカーで徐行していたカップルが、猟銃を持った男に脅され、車両ごと車内の貴重品とともに奪われた。
■午後11時頃、女性2名がコンビニで買い物後宿泊先ホテルに戻る途中、突然後方から2人組の地元の者と思われる男に突き倒され、現金等が入ったショルダーバック等を強奪された上、頭部に軽傷を負った。
■午前7時40分頃、オプショナルツアーに参加した女性2名が、送迎スタッフを騙った地元の者と思われる男に車で見知らぬ場所に連れて行かれバックを強奪された上、手足に軽傷を負った。
■午前3時頃、男性3名がホテルロードを歩行中、車から降りてきた地元の者と思われる男性らにビール瓶様のもので殴られ、現金等が入ったポーチを強奪された。
■午後3時頃、女性3名が恋人岬のトイレ内で、突然現れた男に拳銃様の凶器で脅され、現金等を強奪された。
■午後3時頃、男女3名がアサン国立公園内で、写真を撮ってあげると声をかけてきた男に、拳銃で脅され、現金等を強奪された。

[イ]

■ひったくり午後5時過ぎ、ホテル内ツアーデスクにおいて電話で担当者と話をしていたところ、突然後方から膝上に置いていた現金等が入ったバックをひったくられた。
■午後8時頃、女性2名でホテル付近の砂浜で座っていたところ、後方から忍び寄ってきた地元の者と思われる男に置いていたバッグをひったくられた。
■午後11時頃、車道脇を歩いていたところ、後ろから近付いて来た車に持っていた現金等が入ったバックをひったくられた。

[ウ]

■置き引き遊泳中にビーチに置いてあったバッグを盗まれた。

 

(2)日本人観光客の事故例

ア ホテルのプールで飛び込みをした際、プールの底が浅かったため、頭部を強打し重傷を負った。

イ グアム島北部の海岸で遊泳中海流に流され行方不明となった。

ウ ジェットスキーを運転中、運転操作を誤り建築物に衝突し2名の方が亡くなった。

エ スカイダイビング中、パラシュートが開かず、インストラクターとともに地上に落下し2名の方が亡くなった。

オ ダイビングやスノーケリング中に意識を失い、当地病院に搬送された。

(3)日本人観光客が犯罪加害者となった例

邦人が被害者や被災者となる以外に、反対に犯罪の加害者となる場合もあります。

ア 到着したグアム空港内で夫婦喧嘩をして、夫の顔を引っかいたことで妻が家族への暴行容疑で逮捕された。

イ 子供をしかりつけ、叩いたのを目撃、通報されて幼児虐待として逮捕された。

(注)当事者は単なる夫婦喧嘩や家族、友人間の言い争いのつもりでも、周囲にいる住民が暴力行為として警察に通報すれば、事件として立件されることになります。逮捕された場合には、弁護士、通訳費用等、多額の出費が必要になりますので注意が必要です。

 

【2.交通事情と事故対策】

(1)当地で発生した交通事故

ア 当地観光中の邦人女性がホテルロードを歩行中、逆行して来たピックアップトラックに撥ねられ死亡した。

イ 早朝、乗用車がコンクリート製の鉄柱に衝突し運転していた男性が死亡。

ウ 早朝、マリンドライブを浜辺方向に向かって横切ろうとした外国人旅行者が自動車に撥ねられ死亡した。

(2)事故の特徴

ア 雨の日のスリップ事故、スピード・飲酒運転等に起因する運転操作ミスによる事故が多い。

イ 朝夕の通勤時間・深夜・ホリデーシーズンに事故が多い。

ウ 交通量の多いデデド、タムニング、ハーモン、タモン及びハガッニャ地区での発生が目立つ。

エ 事故の原因は、車間距離不保持、信号無視、一時不停止及び速度超過が多い。

オ なお、飲酒運転の検挙者数は年々激増している。

(3)平素からの注意点

ア.歩行者車優先社会、歩行者のために停止してくれる車は少ないと考えるべき。
速度超過運転などが多いので、むやみに車道を横断せず、信号のある交差点や横断歩道を渡る。
歩行者用信号機がある交差点でも、右折して進入してくる車には注意する。当地では、車は赤信号でも右折することが可能です。
街灯が暗い場所が散在していることから、夜間の歩行には十分注意する。また、可能であれば蛍光塗料の反射標を身に付け、自分の位置を明らかにするなどの事故防止に心掛ける。

イ.運転者(同乗者を含む)お酒を飲んだら車は絶対運転しない。(飲んだ人に運転させない)
スクールバスの停車中(停車ランプが点滅し、「STOP」合図板が出る)は、反対車線であっても車を停止させる。
右側通行など日本と違う交通ルール、道路標識・表示に注意する。
白っぽいアスファルトは、サンゴが混入する滑りやすい道路なので、降雨時など路面が濡れている時は、より慎重な運転を心掛ける。

(4)事故に遭った時の措置

交通事故は、誰もが遭う可能性がありますので、事故に遭った場合には、落ち着いて対処することが肝要です。また、不用意な発言や態度は慎み、安易な示談に応じることなく警察に通報して下さい。

以下は、交通事故現場での対応の一例です。

ア 警察への通報を行う。(911番)

イ 負傷者がいる場合は、救急車を要請する。(911番)

ウ 相手が逃走した場合、車のナンバー、逃走方向、色や型、運転手の特徴や乗車人員、事故発生時刻や場所及び状況などを警察に通報する。

エ 運転免許証などから相手の氏名や連絡先のほか、勤務先、免許証番号、車のナンバーなどを控える。

オ 車は事故発生時の状態を保つ。その際、停止表示板を車の後方に置くなどして、二次的事故の発生の防止に心掛ける。

カ 警察官による調書の内容がよく理解出来ない場合、通訳を呼ぶなどしてその内容を確認するまでは署名しない。

キ 保険手続などのために警察から(事故取り扱いの)ケースナンバーをもらう。

ク 担当警察官の名前、連絡先を聞いておく。

ケ 加入している保険会社に通報する。

コ 少しでも身体に異常を感じた場合、速やかに医師の診断を受けて診断書を入手する。

 

【3.テロ・誘拐対策】

これまで当地において、テロ事件及び外国人を標的とした誘拐事件は発生しておらず、現在のところ、日本人・日本権益を標的としたテロ・誘拐に対する脅威度は低いと見られています。しかし、当地では米軍関係者が多数在留していることから、多人数が集まる場所を狙った無差別テロを含めテロの可能性は否定できません。

テロの標的になる可能性のある場所(米軍関係者の多数集まるホテル、レストラン等)では注意が必要です。大勢の人が集まる場所では周囲の状況に注意をはらい、テロ現場では、時間差で爆発が起こる可能性があるので、すぐに現場から離れる等テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう十分注意が必要です。

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