本日は、長期に海外へ行かれる方向けの情報です。
6ヶ月以上海外で勤務される際には赴任前、帰国後に
健康診断が義務付けられている事をご存知でしたか?
国立国際医療センター渡航者健康管理室で、次のような説明がなされています。
【渡航前健康診断】
我が国では、6ヶ月以上海外で勤務される際には、その赴任前および帰国後に
健康診断の実施が法律により義務付けられています。最近では先進国だけでなく、
医療事情の劣悪な発展途上国に赴任される方も多くみられます。
日本とは異なる気候、風土、医療事情等の環境下で長期にわたり働く方や、
そのご家族の方の健康管理は非常に重要な問題です。渡航者健康管理室では、
海外へ長期派遣される方を対象とした渡航前、帰国後の健康診断を行っています。
【検査項目 中国の場合】
問診、身長、体重
●眼科検査(視力・色覚)
●聴力検査
●血圧測定
●内科診察
●血液検査(肝機能・感染症抗体検査・血液型)
●尿検査
●胸部レントゲン
●心電図
その他ご希望により追加検査も可能とのことです。
●胃内視鏡検査 ●腹部超音波検査 など。
また、健康診断を受けるにあたっての注意点として・・・
【健康診断を受けるにあたって1】
渡航先により要求される検査項目が異なりますので、
あらかじめご自身で確認の上、ご予約をお取り下さい。
不明点があれば、診断書のコピーをお送りいただいても結構です。
現在、慢性疾患をお持ちの方で、
専門医の診察をご希望される方はお知らせ下さい。
必要に応じて該当診療科の医師にご紹介いたします。
保険診療が可能です。
発展途上国へ赴任される方で、予防接種をお考えの方はお申しつけ下さい。
ご本人以外でも、お子様を含めたご家族の予防接種も考慮いたします。
尚、健康診断を受けられる方は検査の都合上、
月~金曜日の8:30~10:00にご予約をしてくださいとの事。
【健康診断を受けるにあたって2】
初診時は検査のみで終了です。
予防接種、感染症情報などでご相談がある方は、検査終了後にお受けいたします。
検査結果は当日中には全て揃いませんので、再診時に結果をお伝えし、
作成済みの診断書をお渡しいたします。
ご面倒ですが、2回の来院が必要となりますのでご了承下さい。
健康診断は自費診療 となります。
中国の査証申請の場合の費用は、相談料・検査料・文書料に消費税込みで、
おおよそ¥30,000 となるそうです。
知らなかった・・・
渡航した後に病気は困りますもんねぇ。
医療費は高いし。
しっかり健康管理してゆきましょう!
次回は、英文診断書について。