ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどのロングステイと海外渡航の情報案内。
本日は、2016/2時点でインドネシアにおいて発生した医療過誤事案に端を発し、行政機関により日系を含む一部の外資系医療機関が閉鎖されていることについての、同国における海外旅行保険利用上の留意点をご案内致します。
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【日系医療機関閉鎖に伴う海外旅行保険の留意点】
1.発生している事象
発生している事象とその背景は以下のとおりです。
●昨年8月に発生した、米国人医師によるカイロプラクティックの施術後の患者の急死を発端とし、ジャカルタ特別州保健局は、外資系の医療機関の監査を強化していました。
●監査の強化に伴い、2016年1月28日 時点で、以下の日系の医療機関が閉鎖となっており、閉鎖の解除の時期は定かではありません。また、閉鎖の対象となる日系の医療機関は、今後も増加する可能性があります。
<2016年1月28日時点で閉鎖している日系医療機関>
・ジャカルタジャパンクラブ
・タケノコ診療所(スディルマン)
・偕行会クリニック
2.海外旅行保険 ご利用上の留意点
●通常日本人は、日系の医療機関を受診することが多く、特に駐在員の方におかれましては、現地の日系医療機関を把握しており、海外メディカルヘルプラインへ(※)の事前連絡なく、受診することが少なくありません。
●海外メディカルヘルプラインへの事前連絡なく受診を試みた場合、当該医療機関が閉鎖しいる可能性があります。
●海外メディカルヘルプラインでは、必ず病院の受診可否(閉鎖の有無)を確認のうえ被保険者に医療機関をご案内することとしていますので、当面の間は受診前に海外メディカルヘルプラインへ連絡するよう、ご対応をよろしくお願いいたします。
(※)海外メディカルヘルプラインは、現地でのキャッシュレス治療の手配や医療通訳サービスをご提供しており、「日本エマージェンシーアシスタンス株式会社」との提携によって運営されています。