インドネシアでの同時多発自爆テロ事件について

本日は外務省から発表されております、「インドネシア」に関するご案内です。

対象地区への旅の計画や、海外旅行保険、留学保険、駐在保険などの加入の際の現地情報把握のご参考にしていただき、くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、
文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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1)5月13日朝(現地時間),東ジャワ州スラバヤ市内にある以下の3つのキリスト教会前で自爆テロが発生し,これまでに13名以上が死亡,40名以上が負傷したと報じられています。
・Gereja SMTB (Jl. Ngagel)
・GKI (Jl.Diponegoro)
・Gereja GPPS (Jl.Arjuna)

この事件について,イスラム過激派組織ISIL(イラクとレバントのイスラム国)が犯行声明を出しています。また,関連性は不明ですが,13日から14日にかけてこの他にもスラバヤ市内複数箇所において爆発及び爆発未遂事件が発生しています。

2)これまでにもインドネシアでは,テロリスト・グループによる警察に対するテロ攻撃が発生しており,5月8日に発生したジャカルタ近郊の国家警察機動隊本部での暴動を受け,多数のテロリストとみられる者がジャカルタに入ってきたとの報道もあります。また,今回の事件を受けてインドネシア国家警察長官は,国内には現在500名のISILから帰還した者が存在しており,これらの者に対する取締りを強化する必要があると述べていることに加え,このテロ事件を受けジャカルタを始めとするジャワ島内の各州やその他の州警察は,管轄内の警戒態勢を最高レベルとした旨公表しています。

3)つきましては,インドネシアに渡航・滞在される方は,以上の状況を考慮し,不測の事態に巻き込まれないよう具体的に以下の対応に努めてください。
・事件等の現場付近には決して近づかない。
・最新の関連情報の入手に努める。
・テロの標的となりやすい場所(※)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意する。
※宗教関連行事(金曜礼拝を含む)・施設,警察関連施設,公共交通機関,観光施設,リゾート,デパートや市場など不特定多数が集まる場所や政府施設等。

【爆弾,銃器を用いたテロに遭遇した場合】

●頑丈なものの陰に隠れる。
●周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合,出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり,注意が必要。

4)インドネシアへの渡航に際しては,下記の情報も参考にしてください。

『ラマダン月のテロについての注意喚起』
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C069.html#ad-image-0