ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどのロングステイと海外渡航の情報案内。
本日は2015年8月現在、インドネシアでの「出入国審査」に関するご案内です。
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インドネシア/出入国審査について
【指紋等の個人認証情報の提供について】
インドネシア法務人権省出入国管理総局は、テロリストの流入等を防ぐため、入国する外国人に対して入国審査時に指紋等個人認証情報の提供を義務づける新しい入国審査手続きを2010 年10 月から正式導入するとして、同年3月より試験的な運用を実施しましたが、審査カウンターの不足等の問題が解消されない限り、当面、新しい入国審査手続きの正式導入はしない模様です。
現在、スラバヤのジェアンダ国際空港、メダンのクアラ・ナム国際空港及びビンタン島の港及び空港についてのみ実施されています。しかし、同局は、今後は他の空港・海港でも実施する可能性があるとしています。
【出入国審査時のトラブル】
出入国審査に関して、以下のようなトラブルの例が報告されています。
●入国審査窓口で手続きを行ったにもかかわらず、入国審査官が旅券や出入国カードの裏に入国印を押し忘れ、出国時に入国審査官とトラブルとなった。
●到着査証(VOA)を取得していた旅行者に対し、入国審査窓口にて入国審査官が、到着査証は観光に限り有効等と主張して当該旅行者に対し不当な要求がなされた。
●入国審査官に復路の航空券(当国からの出国)の提示を求められたが、復路の航空券を所持しておらず入国時にトラブルとなった。
●ビジネス目的と出入国カードに記載したが、審査官に相手先の会社名等を説明できず入国を認められなかった。
入国後に旅券等に入国印が無いことに気づいた場合は、入国した地の入国管理局まで直接出向き、改めて入国手続きを行う必要が生じます。また、気づかずに出国しようとした場合等状況によっては不法入国あるいは不法滞在と見なされ、当局に身柄を拘束される可能性もありますので、入国印押印の確認はその場で行うよう心がけてください。
【携行医薬品について】
医師の処方箋がある場合は主治医に英文のレターを作成してもらい、市販薬の場合には説明が出来る様に英語で薬品名及び使用目的を記載しておくことをお勧めします。不明な点は、ジャカルタ空港検疫所TEL:(+62-21) 5550-6068/7989 へご確認ください。