本日は2015年12月現在、「韓国/注意が必要な生活環境」に関するご案内です。
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各種取締法規
旅行制限
旅行制限区域は特段設定されていませんが、軍事境界線付近、軍用施設・区域及びその他国家保安上定められた区域へ許可なく立ち入ることはできません。
【写真撮影】
軍事施設(その範囲は非常に広範囲にわたっているので注意が必要です)、大統領官邸、警備兵等が警戒する重要施設及びその他撮影禁止表示のある区域や一部建造物の写真撮影は禁止されています。
その他、特段の制限がされていない場合においても、撮影される側の立場に立って、人物等を無断で撮影すべきでないことは、我が国を含め韓国も同じです。判断に悩む場合等には、周囲の人に質問するのも一案です。
麻薬
【使用の犯罪】
麻薬・覚醒剤等は、麻薬類管理に関する法律及び麻薬類不法取引防止に関する特例法に基づき厳しく取り締まられています。製造者はもちろん、販売者、輸出入者等に対する最高刑は死刑で、少量でも不法に麻薬や覚醒剤を所持していれば、使用しなくても5年以下の懲役又は5,000 万ウォン以下の罰金が科せられます。韓国内の麻薬事犯検挙者数は、2012 年は5,105 名で、前年に比べて微減しましたが、2006 年以前に比較して依然として高水準で推移しています。
近年、麻薬、覚醒剤の常習者が一部の特定層から一般国民にまで拡散・浸透していると言われており、深刻な社会問題となっています。この種の犯罪者が徘徊すると思われる繁華街等での甘い誘惑には絶対に応じないことです。大麻(マリファナ)も禁止されています。
【密輸に巻き込まれる危険性の増加】
韓国国内(特に、仁川国際空港又は金浦空港での乗り継ぎの際)において、日本人が麻薬や覚醒剤などの違法薬物の密輸に関わり、韓国当局に逮捕される事案も報告されています。その中には、アルバイトのような軽い気持ちで荷物の運搬を引き受け、知らないうちに違法薬物の運び屋にされた例もく見られます。知らない人はもちろんのこと、知人からであったとしても、不用意に荷物を預かったりすることで、知らない間に自分が違法薬物の運び屋にされることもあり得ます。
このため、見知らぬ人物から、内容不明の物品の購入を勧められたり、荷物の運搬を依頼されたりしても、決して応じず、さらに、知人から、こうした勧誘や依頼を受けた際には、内容物のみならず、容器・カバン等の隅々まで必ず確認し、少しでも不審な点がある場合は依頼を断るなど、薬物の密輸に巻き込まれないよう十分注意してください。
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