マレーシアでの安全の手引き#2

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどのロングステイと海外旅行の情報案内。

本日は、外務省在マレーシア日本国大使館より2013年に発表されております「マレーシアでの安全の手引き#2」についてのご案内です。

ロングステイ先でも大変人気のあるマレーシアの治安状況の把握や、海外旅行保険、留学保険、駐在保険などの加入へのご参考にしていただき、くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省等へ著作権の確認と、

文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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【住居(選択及び防犯対策)】

最近、マレーシアに居住することになられた方々は、セキュリティー上の理由もありコンドミニアム・タイプの住居を選択される方が多いようです。しかし、「コンドミニアムだから安全」とは言い切れません。「一戸建てより安全対策がとりやすい」というだけに過ぎません。

具体的にどの様な対策をどの程度講ずるかについては、それぞれの地域の治安状況や家族構成によっても違ってきますが、まずは住居周辺の地域性を把握する必要があります。

例えば、「住宅地域、商業地域等の別」、「昼、夜間の人通り」、「周辺住民の層」、「周囲の住居でとっている安全対策」などを考慮する必要があります。

次に、どのようなタイプの住宅に住む際にも、

敷地内、住居エリア内への侵入防止
建物内、部屋内への侵入防止
侵入された場合の安全確保

について確認をしておく必要があります。

敷地内、住居エリア内への侵入防止コンドミニアム・タイプを選定される場合は、入居前に次のような点を確認しておく必要があります。

周囲のフェンスは十分な高さがあるか敷地内の夜間照明は十分あるか。
ガードマンの配置状況と警備対策はどうか(配置人員、来訪者の対応等)。
また、一戸建て住宅に関する対策としては、 フェンスの外側は見通しの良いようにしておく。
フェンスは乗り越え難い高さと構造を持ったものにする。
昼夜を問わず門扉は開けたままにしておかない。
門扉に施錠設備を設ける     などが挙げられます。

建物内、部屋内への侵入防止住居タイプにかかわらず、ドアには複数の施錠設備を設けておく必要があります。以下の対策は、主に一戸建て住宅に関するものですが、コンドミニアムタイプの住居にあっても3階以下の部屋や非常階段に接しているような部屋などの場合は、これに準じた対策を講じる必要があります。

1階の出入口や窓には頑丈な鉄製グリルを設置する。
2階以上であっても、ベランダなど侵入される可能性がある場所には鉄製グリルを取り付ける。
グリルは簡単に取り外せないよう技術があり信頼のおける業者に施工を依頼する。
出入口外側には照明器具を設け、夜間は点灯しておく。
来訪者を室内から確認するため、インターホンや防犯カメラを設置する。
警備会社に侵入通報装置の設置を依頼する。

※当地でも当該システムを提供する警備会社があります。
侵入された場合の安全確保侵入者は凶器を持っていると想定し、身体の安全を第一に行動しなければなりません。
対策としては、

万一の場合に、避難する部屋(主寝室等)を用意しておく。
避難室のドアや鍵を丈夫な物に交換する。
避難室に、電話や警備会社への通報装置を設置する。
屋外への脱出口や脱出用具を用意する。

などが挙げられます。

【屋外】

屋外での被害のほとんどは、「夜、人通りの無い所で・・・」、「ちょっと目を離した隙に・・・」といった状況下で発生しています。こうした被害に遭わないために、次の点に注意して下さい。
危険地帯に立ち入らない当たり前のことですが、それと気付かずに踏み込んでしまっていたということがあるかもしれません。目安としては、「繁華街の外れ」や「繁華街と住宅地域の境界付近」には注意を要します。また、「夜間のハイウェイ」は人通りの少ない所の一つに挙げられるでしょう。犯人に狙われないための工夫どのような地域にもそれぞれの雰囲気があり、往来する人々やその所持品や服装にも特徴があります。犯人に目を付けられないためには、極力、周囲に溶け込むような服装をする必要があり、余りに華美な服装や装身具は避けた方が良いでしょう。犯行を行い難くする工夫犯人に目を付けられただけでは、まだ被害者候補の段階であり、犯人は犯行の機会を窺っています。犯人に機会を与えないためには、

ハンドバッグは車道側に持たない、肩に掛けない。
人込みを歩くときは、ハンドバッグを腕でかかえておく。
荷物から目を離さない。
ズボンの後ろのポケットに財布を入れない。むやみに人前で財布を取り出さない。
カメラを首に下げたまま持ち歩かない。
などの注意が必要です。

被害を最小限にくい止める工夫多額の現金は持ち歩かない。

万が一、金銭目的の犯罪被害に遭った場合は無理な抵抗はせず、「身の安全」を第一に考えて行動することが大切です。

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