海外でのケガ・病気でかかる治療費用(アメリカ・アジア)の実態

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外渡航情報。

本日は、海外で実際にかかった「治療費用の実態」についてのご紹介です。

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1.アメリカは医療費がとても高い!

アメリカ合衆国の中でも、ハワイ、ニューヨーク、ロサンゼルを中心とした都市部は、日本では考えられない ほど医療費が高額と言われています。
(例)ラスベガスで「くも膜下出血」による入院
■Aさん(31歳・男性)の場合  入院36日間  約1,500万円
■Bさん(55歳・女性)の場合  入院40日間  約3,000万円

AさんBさん共に退院後は元気になられ、医師の付き添いなしで無事帰国できました。アメリカは医療先進国ゆえに、安心して治療に専念できるので「フライト中の危険を覚悟で日本へ早く帰国させよう」というケースは 比較的少ないですが、その反面、長期入院になった場合は高額な費用が発生します。同様の疾病でも、手術内容 や治療内容、ICU利用期間や病室のランク、さらには担当した医師のレベルによっても費用に差が生じます。
また高額医療費は入院だけに限らず、風邪や腹痛で緊急外来に行き、いくつかの検査を受けただけで「1回の診 察費用が10万円を超えた・・」などということも珍しくありません。

 

2.アジアの医療費は?!

一口に「アジア」と言っても、千差万別です。アジアの中でも、シンガポールや香港などの欧米系の医療施設が整い、先進医療の経験を持つ医師をそろえている病院では、アメリカほどではありませんが医療費は高めで す。どちらの都市も周辺諸国からの緊急移送先として機能していることから、ひとまず安心して治療を受けら れる国・都市と言えるでしょう。その他のアジアの国々においては、外国人患者のみを診察するようなクリニ ックでは風邪や腹痛でも1回の診療で2~3万円程度かかる場合もありますが、一般的に医療費は低めです。

ベトナムでの交通事故
・現地(ベトナム)で応急処置・3日間入院:約17万円
・ベトナム→シンガポール チャータージェット機で移送:約250万円
・移送されたシンガポールで18日間入院:約180万円

韓国で「くも膜下出血」による入院
・現地(韓国)で24日間入院:約260万円
・日本へ移送(ストレッチャー・医師付き添い):約150万円

新東京国際空港

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