注意!熱帯・亜熱帯地域でデング熱が大流行しています。

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外渡航情報。

本日は、熱帯・亜熱帯地域でデング熱が大流行している件について情報のご提供です。

ご渡航をご予定されていらっしゃる方はくれぐれもご注意下さい。
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デング熱は、蚊に刺されることで感染する病気です。発熱する病気で、頭痛、眼の奥の痛み、関節痛、筋肉痛、発疹、吐き気、嘔吐などの症状に加え、時には出血しやすくなる症状も起こします。熱帯・亜熱帯地方で流行します。病原体を持った蚊に刺されて2~15日(通常は7日以内)の間に発病します。ほとんどの場合回復しますが、中には、重症化して死亡することもあります。

2010年は、熱帯・亜熱帯地域で例年以上に流行しています。多数の死者がでている地域もあります。デング熱にはワクチンはなく、予防する薬もありません。蚊に刺されないようにすることが大変重要です。

蚊に刺されないための対策デング熱をうつす蚊は、通常、夕暮れ時や朝方に活発に活動します。
しかし、曇りの時や、室内、日陰になっている場所などでは日中でも刺される可能性があります。

・ 可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているかエアコンが備わった、また、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。ホテルの網戸設備が十分でないようならば蚊帳(かや)をご使用ください。蚊取り線香も有効です。

・ 長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。

・ 屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物では、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書にかかれた使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、虫よけ剤を使用する前に日焼け止めをつけてください。

・ 子どもとくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。

 心配な場合には早めの受診を海外で熱が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。
デング熱が流行している地域には、マラリアなど蚊でうつる他の危険な病気も流行している場所もあり、しっかりと区別して治療を受ける必要があります。

デング熱の流行地域からのご帰国の際に、熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にお申し出ください。検疫所ではデング熱やマラリアの検査を行うことができます。簡易検査はすぐに結果がでるので、その場で検査結果をお知らせします。
必要に応じて行う精密検査は1日程度で結果が判明するので、結果は後ほどご連絡します。

デング熱やマラリアは隔離の対象疾患ではありませんので、検査結果が陽性でもすぐに入国できます。

万一デング熱やマラリアにかかっている場合、直接他の人にうつることはありませんが、日本国内でも発熱が続いている期間に蚊に刺されると、その蚊が他の人にうつす危険があります。症状がある間はくれぐれも蚊に刺されないようご注意ください。

新東京国際空港

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