中国で発生した鳥インフルエンザのその後について

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどの

ロングステイと海外旅行の情報案内。

本日は、外務省から発表されております、「2013/7/24現在、中国で発生した鳥インフルエンザ」に関するご案内です。

旅の計画や海外旅行保険、留学保険、駐在保険などの加入の際の現地情報把握のご参考にしていただき、くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、

文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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1.鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例
北京市衛生局は7月20日,同局ホームページにおいて,河北省において1名の新規感染症例が確認されたことを公表しました。患者は河北省廊坊市在住の61歳の女性で7月10日頃に発症,現地の病院で治療を行っていましたが症状が悪化し,18日に北京市内の病院に入院しました。19日に鳥インフルエンザA(H7N9)のウィルス検査を行ったところ,20日に陽性であると判断されました。現在,患者の容態は重態であり,引き続き,北京市内で治療を受けています。また,疫学的調査において,女性は6月30日から7月9日まで毎日廊坊市の市場で買い物をしており,同市場では生きた家禽の販売が行われていたことが判明しています。

女性の陽性判定後を受けた北京市衛生局は,国家衛生計画委員会に報告,感染者の治療と医療関係者への感染拡大防止を指示しています。また,河北省では本件が初めての感染症例となるところ,同省衛生庁は責任者と専門家のチームを廊坊市に派遣,感染関連の応急措置、リスクアセスメント、感染状況の判断等に当たっています。また,廊坊市衛生部門は河北省衛生庁の要求に基づき,患者の濃厚接触者の追跡調査と監視,感染状況のモニタリングなどの緊急対応を行っています。

7月20日までに鳥インフルエンザA(H7N9)感染症例が確認されたのは,中国上海市,安徽省,江蘇省,浙江省,江西省,北京市,河南省,湖南省,山東省,福建省,河北省の2市9省の134名,及び台湾の1名で,感染症例数は合計135名(うち死亡43名)です。

2.中国,特に上記の感染症例が確認されている地域に滞在中の方,及び渡航・滞在を予定されている方は,最新情報を随時確認の上,以下の注意事項を参考に行動することをお勧めします。また,最新の情報については,在中国大使館及び各総領事館等のホームページでも更新・掲載しておりますので,そちらもあわせてご確認ください。

●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
●手洗い,うがいにつとめ,衛生管理を心がける。
●外出する場合には,人混みは出来るだけ避け,人混みではマスクをする等の対策を心がける。
●突然の発熱や咳など,呼吸器感染症の症状が現れた場合には,速やかに最寄りの医療機関を受診する。

 

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