鳥インフルエンザとは?

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどの
ロングステイと海外渡航の情報案内。

本日は流行拡大が懸念されております、「鳥インフルエンザについて」のご案内です。
旅の計画や海外旅行保険、留学保険、駐在保険などの加入の際の現地情報把握のご参考にしていただき、くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、
文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。
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Q1.鳥インフルエンザって何ですか?通常のインフルエンザや新型インフルエンザとは違うのですか?

A. インフルエンザウイルスには、A、B、Cの3つの型があります。このうちA型インフルエンザウイルスは、ウイルス表面の16種類のHA(赤血球凝集素)と9種類のNA(ノイラミニダーゼ)という糖蛋白により、多くの型に分けられます。日本で毎年冬になると流行する季節性のインフルエンザは、A型インフルエンザであるH1N1型、H3N2型とB型です。 鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスを原因とする鳥の感染症で、その中でも発症すると重篤な症状と高い死亡率を示すものを「高病原性鳥インフルエンザ」といいます。鳥インフルエンザは、通常ヒトに感染することはありませんが、現在、家禽類の間で世界的に流行しているH5N1型鳥インフルエンザのヒトへの感染症例が増えており、今後、これがヒト社会に定着して、ヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザになることが懸念されています。

Q2.鳥インフルエンザ発生国へ渡航を予定しています。感染を予防するにはどのような事に注意すればよいですか?

A. これまで鳥インフルエンザに感染した人のほとんどが病気の鳥や死んだ鳥との直接の接触により感染しており、家禽類の飼育や屠殺あるいは食肉を調理する過程での接触がヒトへの感染の主要ルートと考えられています。鳥インフルエンザの発生・流行が確認されている国・地域に渡航・滞在予定の方は、(1)生きた鳥を扱う市場や家畜飼育場への立ち入りを避ける、(2)死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける、(3)鳥の排泄物に汚染されたものを直接触らない等不用意に鳥に近づいたり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。

Q3.鶏肉や卵を食べても大丈夫ですか?

A. 鳥インフルエンザは、十分に加熱調理されていれば、食べ物を通じて感染することはありません。鳥インフルエンザの発生・流行が確認されている国・地域に渡航・滞在予定の方は、家禽類や野鳥との接触を避けるとともに、食べ物の取扱いなど衛生管理((1)調理の前後の手洗いを励行する、(2)調理器具等を良く洗う、(3)十分に加熱調理する(中心温度が70度以上になるようにし、肉汁は透明に、肉はピンク色の部分がないようにする)等)に十分注意してください。

Q4.鳥インフルエンザに感染するとどのような症状が出ますか?

A. 原因となったウイルス株により違いがみられますが、一般的には、突然の高熱、咳などの呼吸器症状の他、全身倦怠感、筋肉痛などの全身症状を伴います。アジア等を中心に発生が見られるH5N1亜型鳥インフルエンザがヒトに感染した場合、初期症状は突然の高熱(ほとんどは38℃以上)、咳、全身倦怠など季節性インフルエンザのような症状がでています。また、時に下痢や嘔吐、腹痛、胸痛などに加えて、鼻や歯茎から出血する場合があると報告されています。

Q5.鳥インフルエンザのワクチンはありますか?

A. 現在、トリーヒト感染の患者または鳥から分離されたH5N1型鳥インフルエンザウイルスをもとにワクチン(プレパンデミックワクチン)が製造されておりますが、このワクチンは新型インフルエンザ発生時に使用するものであり、鳥インフルエンザの予防のための接種は行われていません。 なお、季節性のインフルエンザのワクチンは、鳥インフルエンザへの予防効果は期待できません。

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