認定アドバイザーがご案内します海外渡航情報。
本日は、外務省から発表されております『海外邦人援護件数の特徴と推移』
について紐解いてみたいと思います。
※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、
文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。
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2009年(平成21年)の特徴
(1)2009年において我が国在外公館及び財団法人交流協会が取り扱った
海外における事件・事故等に係わる総援護件数は16,963件
(対前年比3.66%増)で、総援護対象者数は18,843人
(同4.12%増)であった。
(2)『犯罪加害』は501件(555人)であった。
主なものは、「出入国・査証関係犯罪」(122件、134人)、
「道路交通法違反」(65件,65人),「傷害・暴行」(60件,60人)
「麻薬」(49件、56人)、「詐欺・同未遂」(28件、30人)である。
(3)『犯罪被害』は5,495件(5,970人)であり、全体の約3分の1を
占めているが、そのうち最も多いのは「窃盗被害」(4,334件、
4,700人)である。
次いで「詐欺被害」(439件、461人)、「強盗被害」(387件、
447人)がこれに続く。
(4)『事故・災害』では、「交通事故」(207件、270人)が最も多く、
その死亡者数は30人であった。
「水難事故」(22件、26人)がこれに続く。
(5)地域別では、アジア地域が7,305件(8,042人)と前年に引き続き
最も多く、次いで欧州地域(4,056件、4,428人)、北米地域
(3,409件、3,840人)、中南米地域(736件、941人)、
大洋州地域(734件、769人)、アフリカ地域(432件、482人)
中東地域(291件、341人)となっており、アジア地域,北米地域,
欧州地域及びアフリカ地域の取り扱い件数に増加がみられる。
(6)在外公館別の援護件数を見ると、取り扱い件数の多い順では、
1位在タイ大使館(1,193件)、2位在上海総領事館(1,071件)
3位在フィリピン大使館(927件,前年4位)、次いで在ロサンゼルス
総領事館(742件、前年3位)、在フランス大使館(684件、
前年7位)となっており、特に在タイ大使館は17年連続で援護件数が
全在外公館中、最多となっている。
次回も引き続き、『2009年 海外邦人援護件数の特徴と推移』について。