安全な海外旅行のために 旅行中のトラブル対策
海外では、食事、気候、習慣の違いや旅行の疲れなどから、体調を崩しがちです。なかには重大事に至るケースも発生します。事前の準備と旅行中の心がけ次第で、旅行中に体調を崩すことなく過ごすことができます。ここでは、旅行前の事前準備と、旅行中に心がけるポイントを紹介します。
病気への対策
旅行の前にできること
- 旅行に出発する前に、健康診断やかかりつけの医者にみてもらいましょう。
- 常備薬を用意しましょう。
- 旅行先の流行病や衛生状況をよく知っておきましょう。
- 旅行先の気候にあわせた服装を用意しましょう。
現地での疾病対策
- 海外旅行先では、体調を崩してしまいがちです。自分では気がつかなくても時差や気候の違い、食事の違いから体は疲れているのです。
- 過密スケジュールを組まないでおきましょう。
- 疲れを感じたら休養をとりましょう。
- 体調が悪いと感じた時には無理をせず第一に休養をとることを心がけましょう。
盗難への対策
24時間日本語対応。
ケガ・病気でお困りの時、保険契約証等をお手元にご用意の上、お電話ください。
海外旅行で日本人があうトラブルの多くが、持ち物の盗難や紛失です。危機管理も旅行を安全に終えるための大切な要素となっています。常に身の周りを注意し、隙を作らないように心がけましょう。
事前に準備しておきたいもの
不幸にも盗難害にあったとき、すばやく適切な対応ができるように、貴重品の番号などの控えと事故時の連絡先リストを作成しておきましょう。
お出かけ前チェックシート
チェック | 項目 | 確認事項 |
---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 保険会社名:損保ジャパン【off!(オフ)】 | |
保険証No. | ||
連絡先 | ||
ポケットガイドまたはポケットガイド簡易版の用意 | ||
渡航先在外公館 | 名称 | |
連絡先 | ||
所在地 | ||
連絡先 | ||
パスポート | 旅券番号 | |
発行日 | ||
パスポート用写真(4.5cm×3.5cm)の用意 | ||
コピーの用意 | ||
クレジットカード | カード番号 | |
事故時の緊急連絡先 | ||
トラベラーズチェック | 発行控えの用意 | |
トラベラーズチェック番号 | ||
航空券 | 航空会社の連絡先 | |
便名(往路) | ||
便名(復路) |
外出中の盗難対策
外出中は、観光等で注意が散漫になっているため、さまざまな角度から隙をねらわれます。盗難にあわないために、以下のポイントに注意しましょう。
対策のポイント
- 多額の現金・貴重品は持ち歩かない(トラベラーズチェック等を活用)
- やむを得ず持ち歩く場合はいくつかに分けて携帯する
- 手荷物は手から離さない
- リュックサックなど自分の視界から外れるカバンは極力避ける
- 財布のカバンの出し入れは、すばやく行う
- ひと気のない通りに行かない
盗難の手口
注意をそらされているうちに盗難にあってしまうケースが多発しています。犯人は、注意をそらす人と盗む人の複数で行動しています。
- 話しかける
- 財布を落として小銭を撒き散らす
- おばあさんや子どもが近くで転ぶ
上記のような場面に遭遇したら、盗難の可能性もあると認識したうえで対応しましょう。
ホテルでの盗難対策
ホテルには宿泊客だけが滞在しているとは限りません。誰でも出入りできるフロントやレストランがあるため、観光客をねらった盗難も多発しています。エレベーターは扉が閉まれば密室となってしまいますので、十分な注意が必要です。被害にあった場合には、被害を大きくしないためにも、決して抵抗はしないでください。
対策のポイント
- 部屋のドアには必ず防犯チェーンをかける
- ノックされたらチェーンをつけたまま相手を確認する
- 頼んだ覚えのないホテルの従業員や電気の修理人が来たら必ずフロントに確認をとる
爆弾テロへの対策
必ず事前に、各国情勢をチェックしておきましょう!
外務省のホームページから確認できます。
旅行先におけるテロ事件の発生状況、発生の可能性の有無などは、あらかじめ具体的に把握しておくようにしてください。
※ 各国の爆弾テロ、危険地域などの情報は外務省 海外安全ホームページでご確認ください。
無差別テロ事件が発生している地域
立ち入りはできるだけ控えてください。やむを得ず立ち入る場合は、標的となるおそれのある場所への立ち入りは避けてください。
爆発事件が発生した場合
なるべく爆発現場から遠ざかり、身近で爆発音を聞いたらすぐその場に伏せましょう。爆風でガラスが飛散することがあるので、高層建築の下などは通行しないように注意しましょう。